IT業界について ドリクラについて ビジネスについて リーダーについて 世の中について 企業経営について 嬉しい出来事 悲しい出来事 技術者と営業 教育について 求める人材 組織について 経営者について 若者について 起業・独立 障害者について



経営者について  「活・喝・勝」


恋に落ちる

多くの社長は、創設メンバーとの辛い別れを経験している。会社設立5、6年目、どちらが悪いとかは別にして、会社設立以来最大の危機である分裂騒動が起きる。社長たった一人になってしまう会社もある。

辛いことだ。もはや再起不能かと絶望の淵に落とされる。

自分に落ち度が無かったとしても、相手を恨んだとして、裁判で訴えたとしても、意味がない。心が離れた以上、裁判を起こしても戻ってくることはあり得ない。

こんな経験をした社長は、人間として大きく成長する。

出鼻をくじかれ、痛い思いをする。痛ければ痛いほど、悲しいはずだ。そこに成長のポイントである。人間は、辛さを乗り越えるとき、強くなる。一度折れた骨は、完治すると以前より強くなる。それと同様に、心に受けた傷は、完治すれば同じところに傷がつきにくくなる。

でも、完治するには、反省が大切である。

相手に非があっても、事態を招いた結果は、自分の問題である。全てが社長の性格の問題、仕事の姿勢への究極の警告であったのである。それを、稀に反省しない人がいる。相手を非難し、独立した彼らを潰そうとヤッケになる。悔しいのは判るが、一人になった社長が、そんな暇があるのだろうか。女々しい。

反省し、いち早く新体制の構築に疾走すべきである。二度と同じことを繰り返さないよう、相手を分析するのではなく、自分の問題点を分析するのだ。

反省できない人は、再起できない。

心理学者マズローは、人には「親和欲求」があると言った。親和欲求とは、人と親しくしたい、人と上手く付き合いたいという欲求を言う。この欲求があるから、人間関係で悲しいことや辛いことがあると、今度は上手くやろうと反省するものなのである。

それが、反省できないという人は、人に非ずかも知れない。もしくは、同じ事を繰り返す懲りない面々とも言えよう。

だから、反省は重要なのである。

マズローはさらに、親和欲求が高まるのは、心が不安定なとき、悲しいとき、辛いときに最も高まると言っている。それはそうだ。寂しくから人恋しくなるのは当然である。

親和欲求は、人との関わりで、素晴らしい効果を生み出す。それは、出会い。

人との関わりを大切にしたいと思っているから、初めて出会った人と、慎重であり、丁寧に接することができるのである。まじめで、真剣に関わろうとすれば、こちらの気持ちは相手に自然に伝わる。その結果、新しい仲間で出会うことに繋がるのである。

仲間を失った社長に聞くと、その大半は、「以前よりも素晴らしい仲間と出会えた」と言っている。さらに、「自分の考えや気持ちを率直に言えるようになって、自分らしさが出せるようになった」と口を揃えて言っている。

親和欲求の効果だ。

男女関係で言えば、親和欲求効果によって、恋に落ちるとも言えよう。恋に落ちるのは、理屈でなく、心が傾くことを言う。心が傾けば、どんどん相手を知ろうとし、関わりたいと思う。失恋して、恋に臆病になり、人間不信に陥る人もいるが、いつまでも過去を考えるのではなく、明日の出会いを楽しみにしたほうが良い。それが親和欲求であり、もう二度と恋をしないと否定しまうのは、親和欲求が生まれていない証拠である。つまり、反省をしていないことだ。

私は、ビジネスの世界でも、恋に落ちることを多く経験してきた。

出会った瞬間、この人と仕事をしたい、この人から聞いたヒントをビジネス化したいなど、ビジネスという恋に落ちる。

私は、この瞬間をとても大切にしている。

私は、「転職するかどうか迷っている」とか、「独立するかどうか悩んでいる」とかという相談を受けるときがある。そんな時、私は決まって「心で決めたほうが良い」と伝えている。心がどちらに傾いているか、それは自分で気がついているはずだ。傾いていないなら、やらなければ良い。大体、心が傾いているから相談するのであって、傾いていないなら、そんなことを考えることはないだろう。どちらにすべきか半々ではない。やれる理由がほしいのと、不安を払拭するだけの勇気と根拠がほしいだけなのである。

こういう状態は、恋に落ちる一歩前の状態である。どんどん関心を持ち、調べて行くうちに自然に恋に落ちる。

落ちたら、進むべし。

もし、落ちかかっているのに、一度落ちるのを止めてしまうと、臆病が癖になる。一旦臆病を経験すると、また同じ場面で臆病になり、落ちることができなくなる。やがて、そうしているうちに、同じような場面に出会う機会さえ減少をはじめ、自信を失墜させていってしまう。

落ちられるうちは、落ちてみよう。

落ちれば、また悲しい出来事が待っているかも知れないが、悲しくなることを先に考えていては、幸せに出会うことは出来ない。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

感謝。 毎朝6時に社内朝礼ブログをこちらで公開しています。こちらもご覧頂けたら幸いです。

この内容に共感頂けたらこちらをクリックして下さい。ありがとうございます。

※このブログは日本最大級の社長動画サイト賢者.TVのランキングで堂々第一位となりました。

投稿者 :堀田信弘: 2006年12月30日 11:29




コメントしてください







コメントありがとうございます



このエントリーのトラックバックURL

http://www.hottaworld.com/mt4/mt-tb.cgi/396