政治の世界では、世論調査による有権者の支持率というのがある。支持率は、政策だけでなくリーダーの人気、人柄、国民の目線など、国民からの評価である。
政治は、国民のためにある。だから、国民に支持されない政策は、国民から納得が得られない。また同時に、国民から人気を得るために政治をするのでもない。国民に痛みを伴う改革や負担を求めなければならない場合もある。国民のご機嫌取りだけを意識していては、まともな国にはなるはずがない。
しかし、それでも支持率は重要である。国民に訴えて納得を得るには、支持率が低いよりは、高いほうが決まっている。低くても気にしないような総理よりも、少しでも高くしようと考える総理のほうが、当然、政策に対する理解も得やすいものである。
支持率が低いのは問題だ。でも、支持率が高いことに問題はあるのか。
振り返って、経営者はどうか。
会社の中では、支持率というようなものは存在しない。
しかし、実際には、従業員からの暗黙の支持率というのは存在する。人気のない経営者、人気のある経営者は、明らかに社内で区別されている。
そしてまた、それは、社内だけではない。顧客、協力会社、あらゆる社外の関わりのある人からも、当然、人気のある経営者とそうでない経営者は、一目瞭然である。
では人気とは何か。
叱らない経営者が人気があるのでもなく、ハンサムな経営者が人気があるのでもない。従業員の話を聞いてくれるほうが、聞いてくれないよりも良いに決まっているが、それだけで従業員の支持率が上がるのでもない。
私たちをどう導き、幸せにしているくれるか、これに尽きる。
景気が良く、国民の多くが幸せだったら、誰も不満はない。不満がなければ当然支持率は高い。あるいは、この不景気を打破してくれそうだと感じるから支持率が高くなる。このまま任せては、衰退し、自分達の幸せはいっこうに良くならないと感じれば、どんなに格好の良いセリフや夢を語っても、意味がない。
私たちは、今、幸せか。そしてこれからもっと幸せになるのか。この会社は、この経営者の指導に従えば、もっと成長し、もっと自分達の生活は豊かになるのか。それが、従業員が考える支持率である。
簡単に言えば、言葉ではない。夢を語るだけでなく、実行力がなければならない。そして、実行するだけでなく、成果が伴わなければならない。
こんなに頑張っても会社の業績が伸びず、給与のアップが期待できなければ、その指導方針は理屈ではなく間違っていると感じるだろう。
経営者は、人気商売である。
社内であれ、社外であれ、人気がない人は経営者には向かない。これは性格がどうだとか、考え方がどうだとかというのではなく、その人に対する総合評価なのである。
自分の従業員から、自分に対する支持率を胸に当てて聞いて見るが良い。きっと聞こえないことだろう。そう、支持率は、自分では把握できないものなのだ。
では、どうやって聞こえない支持率を聞くか。
簡単である。
業績を見れば良い。そして、処遇や待遇を改善したか、それでもう答えは判るだろう。
私も含めて大概の経営者の支持率は、20%以下ではないか。それでは、従業員満足度が低すぎる。それでは、退職者も多くでることだろう。
私たちをどう導き、幸せにしているくれるか、これが従業員からの支持率だ。
最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。
感謝。 毎朝6時に社内朝礼ブログをこちらで公開しています。こちらもご覧頂けたら幸いです。
この内容に共感頂けたらこちらをクリックして下さい。ありがとうございます。
※このブログは日本最大級の社長動画サイト賢者.TVのランキングで堂々第一位となりました。
投稿者 :堀田信弘: 2008年9月 2日 05:25
http://www.hottaworld.com/mt4/mt-tb.cgi/744