先週、毎月開催しているイージョブゴーの交流会にて、株式会社イーナコミュニケーションの代表取締役でビジネスコミュニケーション研修の講師を務める樋栄ひかるさんに講演して頂いた。
コミュニケーションとは何か、自己の行動がどういう心理や特徴からきているのかなどについての話と実践という形で簡単なワークショップを開いて頂いた。
今週末、家に帰ると、中学二年生の長女が「学校で4つの窓という話を道徳の時間に習った」と話をしてくれた。
私は、その道徳があった同じ日に、樋栄ひかるさんから、4つの窓について話を聞いていたので、この偶然は何かの縁かと思い、改めて勉強してみることにした。
4つの窓とは、アメリカの心理学者、ジョセフとハリーという二人の心理学者が発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」のことで、二人の名前をとって「ジョハリの窓」と呼ばれている。
人間の行動と心理を、縦軸を他人から見た自分、横軸を自分から見た自分として、4つの窓に分類した。
第一の窓は「開放の窓」と呼ばれ、自分にも他人にも見えている公開されている自分の姿である。
第二の窓は「盲点の窓」と呼ばれ、他人からは丸見えだが、自分自身が気づいていない見えない自分である。
第三の窓は「秘密の窓」と呼ばれ、自分だけは知っているが、他人には押し隠している自分の姿である。
第四の窓は「未知の窓」と呼ばれ、自分も他人も気づいていない誰からもまだ知られていない潜在的な自分である。
人間は、自分も他人もわかっている「開放の窓」で接することができれば、自然に伸び伸びと自由に振舞えるため、活発なコミュニケーションが行えるのである。
娘は、学校で「開放の窓」をできるだけ大きくすることで、自分らしさが出せ、友達との関係も良好になると教わったらしい。
ところが、学校では、周囲から見えている姿に、自分自身が気づかず、感情の行き違いが発生する。特に、娘のような思春期には、この「盲点の窓」が大きく、他人から自分のことを指摘されると、そのことに反発を持ち、謙虚に耳を傾けようという意思が働かない。この窓の存在が、人間関係のトラブルを生み、いじめなどのきっかけが生じる。
そして、もう一つ問題を起こすのが「秘密の窓」である。他人には知られないようとする自分の姿が大きいと、犯罪に走る傾向があるとのこと。親に隠し事をしたり、友達に嘘を言うようになることが、この窓の存在である。
娘は学校で、自分が気づいている自分の欠点や弱点を隠そうとすれば、するほど、自分らしさが出せず、嘘が生まれたり、他人とのコミュニケーションにぎこちなさが生じると教わったようだ。
そして、最後の「未知の窓」は、誰も知らない自分の未知の可能性が秘めている。若ければ若いほど、「未知の窓」は大きい。そして、謙虚であればあるほど、その窓は、やがて自分や他人に見えるようになってくる。
大人になっても、この潜在的な能力は、自分次第で開発できる。それは、謙虚さとオープンな心を持ち、自らは「開放の窓」を広げようと努力し、他人から指摘される「盲点の窓」に耳を傾けることである。
人は、誰しも4つの窓を持っている。それぞれの大きさや要件は勿論、それぞれ異なる。
私は、経営者になって、やっと「開放の窓」を大きくすることの大切さを知った。このブログは、「開放の窓」を大きくするための仕事の一つである。
自分の内面や、考えを表面に出し、有言実行を求められる環境に自分をおく。
私には、「未知の窓」がどれほどあるのか知らない。しかし私は、その潜在的な姿を知りたいがために、「盲点の窓」と「秘密の窓」をできるだけ「開放の窓」に近づける必要があると考える。
しかしながら、誰が他人の窓を開けることができようか。
窓を開けることができるのは、自分自身しかいない。その窓を開けるのを怖がっているのは、自分の姿が裸になるのを恐れるからであろう。
このブログを読んでいるリーダーは、「開放の窓」の大きさが経営者としての器の大きさなのだと思う。器の大きな人ほど「開放の窓」が大きいのである。
私は、これからも「開放の窓」を広げていく所存だ。
最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。
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投稿者 :堀田信弘: 2008年7月 1日 06:25
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