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教育について  「活・喝・勝」


選択と集中

私は、数ヶ月ほど前、アライアンスとアウトソーシングに活用について経営者を前に講演した。この二つの考えをベースにして徹底して経営しているのが、わがドリームクラスター・グループである。

その講演の一つ目のポイントは、アライアスが業績を伸ばすということである。

自社サービスだけでなく、積極的に同業・異業を問わす業務提携というアライアンスを組むことが業績アップに繋がるという話である。

二つ目のポイントは、アウトソーシングが利益を伸ばすということである。

基幹業務以外のことも全て社内で行おうとするのではなく、専門業者に任せることによって、コストダウンと、基幹業務へ注力できるという話である。

この二つのテーマを集約したタイトルが「選択と集中が利益を生む」という講演内容である。

選択と集中という言葉は、今更の経営用語ではないが、実際には本気でできているところは少ないように思う。私は、試しに質問をした。

「この中で間接部門のない会社はありますか」

誰一人といなかった。

私は、「わがグループには、間接部門がありません。全てがプロフィットセンターです。」と究極の選択と集中の例を示した。

選択と集中というのは、事業ドメインを選択して、集中的に社内リソースを配分するというものである。つまり、何かを選択するということは、何かを選択しない、あるいは捨てる、あるいは関わりを軽くするということである。

選択とは、アウトソーシングの活用を意味するのである。

今や、営業までもがアウトソーシング先にお願いする時代である。営業力の弱い技術系の会社は、弱い営業力を高めるより、強い技術力を高めることに注力し、外部に頼るのがアウトソーシングの活用方法である。

わが社は、積極的にアウトソーシングを活用する。それは、わが社もアウトソーシング会社だからである。

だが、経営者にとって、アウトソーシングできない仕事がある。かつては、業績を左右する営業という仕事もそのように考えられていた。

私が考えるアウトソーシングできない仕事は、一つしかない。

その答えは、簡単である。それは経営という仕事である。

経営をアウトソーシングしたら、経営ではないのだから当たり前のことだ。逆に言えば、経営のこと以外なら何でもアウトソーシングはできるし、したほうが良いと考えている。

でも、私が言う経営をもう少し紐といで、現実に存在するアウトソーシング会社の中で、私が使おうとしないものがある。

それは、社員教育という分野である。教育というと幅広いが、いわゆる研修ではなく、モチベーションアップや組織力強化みたいな分野である。

なぜ、私がそれを使わないか。それは、先ほど答えた通りだ。経営という仕事はアウトソーシングできないからである。私にとって、経営とは組織作りだと考えている。そして、経営者の役目は、リーダーとして組織を指導することである。指導できなければ、経営ではないと考えるのが私の経営論である。

だから、社員教育というリーダーが指導を放棄するようなことは、私にはできないのである。

先日あった人材教育・コンサル会社の社長は、外資系企業でトップの営業マンだった。その人が独立して人材教育・コンサル会社を設立した。いわば、人材教育・コンサルを専門に研究している人ではない。

それは、この私も同じだ。その人は、過去の実績をもとにそれをサービス化して商売としているが、私の場合には、社内に向けて行っているのである。だから、外部のコンサルは必要としない。

私がアウトソーシングできないのものは、社員を指導することなのである。

しかし、それは人それぞれだ。何をアウトソーシングして、何をアウトシーシングしないかは、自分の経営哲学に関わってくる。自分自身が経営者として唯一なにができるか、それはアウトソーシングすることはできない。しかし、唯一でないのなら、アウトソーシングしたほうが良い。

自分はどんな経営者なのか。自問自答して、それを実践すれば選択と集中はできるはずだ。選択と集中ができないのは、全て中途半端に関わらないと気がすまないだけであって、自分自身を選択と集中できない証である。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2008年5月30日 05:51




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