先日、道路特例法案が参院で否決された。反対した民主党のうち2名が、造反し賛成票を投じた。
私は、ここで道路特例法案について云々するつもりはない。
私が取り上げたいのは、造反についてだ。
私は、組織を運営する立場として、断じて許すことができない。如何なる理由とも、この2名の行為は許し難い。
本題とは逸れるが、この両名は、参議院の比例区で議員になっている。つまり、民主党と党名の書かれた票によって、当選してきているのだ。
だからこの両名は、有権者が民主党として投票した票で議員活動しているのである。
この両名は、これまでも何度も党に逆らって反対の票を投じている。党内の反小沢派として、確信犯的な行動をしているのだ。
私はかつて、このブログで「党議拘束を無くせ」という記事を書いた。
その中で『本当の民主主義を示すなら党議拘束をしないほうが、それぞれの意思が反映される。ちなみに、会社の中では、党議拘束は必要だ。なぜなら、会社の中は、民主主義ではなく、資本主義だから』と言った。
今日私が言いたいことは、この文の中の後半部分だ。政治のことはどうでも良い。私が、この2名の行為を許し難いのは、会社の中での話に例えた場合のことである。会社の中では、党議拘束が必要だということである。政治のこととは切り離して考える。
会社の中では、様々な会議が行われ、様々な意見が出される。反対意見も出れば、賛成意見も出る。取締役会のような公式会議では、多数決によって議決される場合もある。
色々な意見が出ても、何れかに決定しなければならない。トップが行うのは、その決裁である。
株主総会では、株数で賛否が決まる。賛成者や反対者という人の数ではない。99人が反対しても、その99人分の株数よりも多いたった一人の株主の意見が賛成なら、そのような決定がなされる。これが会社だ。これが、会社における多数決である。
しかし、会社は、そう単純なものでもない。株数では少数派の99人の意見を無視して、大株主1名の意見のみで順調に会社が機能するとは思えない。その姿は、横暴であり、経営者や従業員を理解させられるかどうかは別問題なのだ。
一方、取締役会は、純粋な多数決である。社長ひとりが賛成しても、他の役員が反対すれば社長意見は通らない。取締役は、完全に平等であり、お互いを取り締まるためにいるのだから当然である。
これが会社の議決方法である。議決方法を論ずる意味はない。
私が最も言いたいのは、議決された内容には、どんなに自分の意見と異なっても従うということである。従うということを会社の中の党議拘束だと言いたいのである。
決まったことに従えないのなら、組織を去るべきだ。従わずに、反対行動をしているようであれば、会社にとって何のメリットもない。正式な議決を踏んで決まったことに、不満があっても、それを受け入れられないようでは、議決そのものを冒とくすることになる。いつも、自分の思い通りに行かなければ気が済まないのと何ら変わらない。
私はトップとして、確率よりも可能性を選ぶと言い続けて来た。全員が反対しても、私が良いと思えば私は独断で決断するつもりである。この覚悟はいつも持っており、同時に、そのことは常に幹部に伝えてある。
しかし、だからと言って、全員が反対しているのを、無理やり進めることが良いはずもない。私の意見や考え方が皆に伝わらなければ、そんな横暴なことはしない。私が知ってほしいのは、全員が反対しても、私の意見や考え方を理解してもらうというプロセスである。そのプロセスを踏んで、それでも理解されなければ、私は皆の決定に従う。
決まった以上は、言い訳無用だ。決まったことに一致団結して取り組む。これが会社における党議拘束である。
決まったことに納得が行かず、共に行動できないのであれば、去るのみだ。私も、そうする。
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投稿者 :堀田信弘: 2008年5月15日 09:30
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