私は、夜景、火鍋、美人で有名な長江(揚子江)の中流域にある中国・重慶市にいる。中国内陸部にあり、奄美大島とほぼ同緯度に位置し、中国西南部の要の都市である。市の面積は、北海道とほぼ同じだからとてつもなく広い。
重慶と湖北省を跨ぐ一帯に、世界最大の水力発電ダム・三峡ダムがある。何と原子力発電所13基分の発電量を誇るというから巨大だ。
中国政府は、この巨大プジェクトのための、住民の移転や雇用に対応するため、重慶市の都市建設に莫大な投資を行った。そして10年前の1997年、元々四川省に属していた重慶市を、北京、上海、天津に続く中国四番目の直轄市とした。
中国は、この10年間で最も早いスピードでこの巨大都市の建設を行った。そのため重慶市は、中国最大の巨大都市となり、今や3,300万人を越す人口を抱える人口世界第一位の市となった。日本では、あまり知られていないことである。
元々属していた四川省と重慶市の人口を合わせると、日本の人口を越す1億3千万人になるというから、この省と市の中に、日本がスッポリと入ってしまうことになる。
都市中心部だけでも1,500万人を超え、上海を抜いたそうだ。
中国政府は、重慶市を、東部との発展格差がある西部地区の中の最も発展に成功した象徴都市と位置づけている。さすがに、その姿は近代都市そのものである。
急激なスピードで発展する姿は、10年以上も前に訪れた上海を遥かに凌ぐ。それを象徴するかのように、周辺地域から重慶への人口流入は、ここの10年間毎年30万人以上あり、爆発的に人口が増えて、都市が巨大化しているのが手に取るように感じる。
こんな都市は、世界中で他にどこにあるだろうか。全く想像も付かない。末恐ろしいくらいに中国の底力を感じる。
私は、”かつて”世界第二位の経済大国となった日本から来た。方や、人口減少、経済が低迷し、方や破裂しそうな勢いで発展している。ここにいると、”かつて”という言葉があまりにも空しく感じる。
長江の対岸から見る超高層ビルが立ち並ぶその姿は、ニューヨーク・マンハッタンの摩天楼のようである。いや、恐らくそれ以上だろう。超高層ビルがこれほどまでに密集している夜景は、圧倒されるほどに素晴らしい。
街中は、ビルの建築ラッシュで、今でも成長し続ける姿を肌で感じることができる。たった10年足らずでここまで発展した姿を見ると、これから10年後の姿は、想像もつかない。
それにしても、これほどまでに発展した都市なのに、あまり知名度がないということは、発展するスピードのほうが認知されるスピードより上回っているからなのかも知れない。
それほどまでに、ここの発展スピードは、最速なのである。
スピードと勢いを感じる、これが重慶である。
我が社も、スピードと勢いが感じられるようになりたいものである。
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投稿者 :堀田信弘: 2008年4月17日 08:42
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