IT業界について ドリクラについて ビジネスについて リーダーについて 世の中について 企業経営について 嬉しい出来事 悲しい出来事 技術者と営業 教育について 求める人材 組織について 経営者について 若者について 起業・独立 障害者について



組織について  「活・喝・勝」


時間と時刻と意欲

私は、社員を時間で管理したくない。それは、時間に関係なく、やることをやる集団にしたいからである。

しかし、十年ほどまえ、時間の予算管理(タイムバジェット)という考え方を聞いてから、したくない時間管理を、きちんとしなければ緩んだ組織になることを知った。

時間の予算管理とは、一ヶ月で働ける時間を予算化し、消化した実績で、予実管理を行うというものである。時間という有限なものを数値化し、目標を定めて、効率的、効果的に予算を消化する仕組みを作るというものである。

私は、社員を時間で管理したくないという考えは、今でも変わっていない。しかし、現実として、時間で管理しなくても緩まない組織になる方法が見つかっていない。

私の周囲に、唯一、時間で管理しなくても緩まない人たちがいる。それは、経営者だ。朝遅かろうが、夜早かろうが、時間に関係なくやることをやって、しっかりと働いている。時刻は管理しなくても、自分の中で、しっかりと時間を管理して、できるだけ多くの仕事の時間を確保しているように感じる。

時間と時刻という考え方がある。

自己裁量権を持つ経営者は勿論だが、裁量労働ができるクリエイティブな職種では、時刻は関係ない。納期前は2、3日徹夜するが、時にはストレス解消のため、数日休暇を取得する。しかし、実際の統計を見ると、裁量労働制の人は、時刻、時間数の管理をされている人よりも多く働いているそうだ。そのような働く意欲があるからこそ、時間で管理する必要がないのだろう。

現在のところ、私が望む、社員を時間で管理したくないというのは、裁量労働型の組織でないと難しいようである。

その実態として、私は、時刻と意欲の関係を感じてならない。

ベトナムの子会社ラジングマスターでは、タイムカードを導入している。ライジングマスターでは、あまりにも遅刻が多いため、一分でも遅刻したら、30分の遅刻とすることにしている。

その状況を生のデータを見て分析してみると、次のようなことが判った。

就業時間のギリギリに打刻する人は、やがて遅刻するようになる。これは当然なことだが、このことを働く側の心理で考えると、仕事の時間をできるだけ短くしようとする意図が見える。現に、そのような人は、終業時間後の打刻も早い。

そして、この人は、ほんの数分のわずかな遅刻をするようなる。しかし、それが30分の遅刻になることを認識すると、今度は、29分まで遅刻しても同じことに気付く。どうせ1分でも30分の遅刻なら、29分遅刻しようとする訳だ。そして、やがて、数時間の遅刻をするようになり、欠勤をするようになる。

時刻とは、意欲を表す。大好きな恋人と待ち合わせをする時、知り合って間のない時に、ギリギリの時間に行こうなどと考える人はいない。意欲が高い人ほど、時刻は前倒しになるものである。

仕事でも同じである。労働意欲がある人は、時刻に仕事を合わせるのではなく、仕事に時刻を合わせるようになる。できるだけ多くの仕事、できるだけ早く片付けたいと考えれば、時刻は前倒しになる。

仕事をさせらているという、仕事を苦痛に感じれば、行きたくない気持ちになり、自然に出社が遅れる。

私は、社員を時間で管理したくない。勿論、時刻でも管理したくない。それは、自分で時間や時刻を管理してほしいからである。だが、悲しいことに、大部分の人は、時間や時刻で管理されなければ、ダメなようだ。

私は、社員を時間で管理したくない。しかし、平気で遅刻を繰り返すような人が、たった一人でもいると、それを黙認したら、その組織は緩んだ組織となり、仕事に対する意欲が低下することも知っている。

どうしたら良いのだろうか。人間は、誰かに何かを決められなければ、自己管理などできないのであろうか。悲しいが現実はそのようだ。

時間を守れない人がいることを認めてはいけないようである。

裁量権を持った人が自己管理できるようになるのか、自己管理ができるから裁量権が持てるのか。私の経験では、後者のようである。

では、どうしたら、自己管理できる人を増やせるか、それが見つかっていない。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

感謝。 毎朝6時に社内朝礼ブログをこちらで公開しています。こちらもご覧頂けたら幸いです。

この内容に共感頂けたらこちらをクリックして下さい。ありがとうございます。

※このブログは日本最大級の社長動画サイト賢者.TVのランキングで堂々第一位となりました。

投稿者 :堀田信弘: 2008年2月13日 06:44




コメントしてください







コメントありがとうございます



このエントリーのトラックバックURL

http://www.hottaworld.com/mt4/mt-tb.cgi/634