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IT業界について  「活・喝・勝」


今こそ真の開国を

先日、NHK名古屋放送局が、社内の様子をテレビ撮影、取材に来た。この様子は、2月1日(金)19時30分~20時まで、NHK総合放送「ナビゲーション」という報道特番(関東地区の報道首都圏に相当)で放映される。

社内にいるベトナム人、中国人社員へインタビューを行った。取材の目的は、外国人ホワイトカラー社員を活用する企業についてである。

NHKは、オフシェアという形でどんどん仕事が海外に流れるなか、なぜ日本国内に外国人を雇用する流れが起きているのかを問題提起しようとしているようだ。

今回取材を受けたお陰で、私自身が、日本企業のあり方について、漠然としていたものが整理できたような気がした。

まず、私が、なぜ外国を求めて海外に行くのか。それは二つ。その二つは、世界を知ることと、日本を知ることである。一カ国しかしらないようでは、世界を知ることはできない。複数の国を知って、様々な特徴があることを知ることができる。

それと、訪れた国によって、日本に対する見方が違うことを知り、それは同時に、日本の良いところ、悪いところをそれぞれ違った角度から学ぶことができるからである。

では、なぜ、私が、海外展開を意識しているか。

それは、世界をマーケットにしたグルーバルな企業を目指したいからである。

日本人は、世界に誇れる有能な技術力や、組織運営など、様々な良い点がある。その良い点を最大限に活かし、その点に注力して、それを国内ではなく海外で試す時期を向かえているのである。

しかし、日本人のその展開は、世界中どこに行っても、決して早いほうではない。数では圧倒的に中国人が多いし、人口比で考えれば韓国人は、断トツに世界一海外進出している国である。

あれだけ国内な好調な中国でさえも、多くの人が、海外に目を向けている。アフリカへの関心は、中国人が最も高いであろう。

韓国人は、日本の人口の半分も満たないことから、早くから国内市場より海外市場に目を向けてきた。そのため、必ずと言って良いほど、チャイナタウンと並んでコリアタウンがある。

日本人は、技術力に関して、少し誤解しているところがあるように感じる。それは、海外の日本料理屋に行くと気がつく。日本人オーナーがいなくても、現地スタッフだけで運営しているのに、日本で食べるのと遜色がない味付け、あるいは接客態度が見られるところがある。他の国の料理屋では、その国の人が数人携わっていることが多い。

この違いは何か。私は、これこそが日本の技術力なのだと感じる。技術とは、料理屋で言えば、料理を作ることが中心となるが、品質管理や、店のコーディネート、従業員への接客教育など、様々な技術が求められる。技術とは、それらの総合力なのである。

IT企業で技術と言うと、開発フェーズのプログラミング工程を意味することが大きい。しかし、この工程だけを切り抜いて、世界中の国の技術者と比較したとしたら、何百分の一の難関大学を卒業した、中国やインド、ベトナム、バングラデシュの技術者とは比べ物にならないであろう。

つまりは、日本企業の強さは、一部の工程ではなく、企画から設計、テストまで顧客に納品するところまで全ての総合力なのである。その中には、チームの運営力、品質管理、納期を守る顧客志向など、経営的な視点も多く含まれる。

これから、日本が世界で勝負するには、これまでの職人的なスペシャリスト力ではなく、全体をコーディネートするゼネラリスト力のように思う。

しかし、このゼネラリスト力も、欧米と比較して相当な差がある。海外に行って、日本の悪い点を見つけると、それはその欧米との差であることを知るだろう。曖昧であったり、意思決定が遅かったり、スピード感が無かったり、合理的、論理的でなかったりという点だ。

日本は、今こそ、世界に出るべきだ。

そして、そのためには、日本にも多くの外国人を向かいいれることである。外国人と仕事ができない集団が、海外で仕事ができるはずもない。

たった数人を知っても、それだけでその国を知ることはできない。日本人にだって様々な性格な人がいるのだから、ほんの数人を例に、その国の国民性など語れるはずもない。

そして、できるだけ多くの国の人と関わるべきである。たった一カ国を知るだけで、その国が他の国と比べることなどできやしないから。

私は、これから今年最初の中国・大連、上海出張のために成田空港に向かう。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2008年1月21日 06:37




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