「やってみなはれ」とは、サントリーの創業者である鳥井信治郎の口癖であり、サントリーの経営理念にもなっている。
鳥井は、やって失敗するよりもやらないことが、罪が重いと戒めた。やるということは、やらないことを選択したものよりも、どのような結果であろうと、それを選択した勇気と、何ら根拠もないが上手く行くかも知れないという可能性、飛躍を秘めているのは間違いない。
私のこのブログは、「確率より可能性で選ぶリーダーに」を標ぼうしている。だから、この鳥井の「やってみなはれ」は、失敗しない確率を選ぶより、失敗するかも知れないが成功の可能性を選ぶ精神という意味で共感を持つ。
やらないという選択は、今がゼロ地点なら、これ以上悪化しないことを選ぶ選択である。やらないことは、悪化する可能性を低くくするが、劇的に好転させる判断ではない。
一方、やるという選択は、これ以上にもっと悪化する可能性が秘めている。しかし、やらないことを選択するよりも、やるほうは、現状を打開する可能性は大小は別にして大いにある。
その可能性が高いか低いかの確率で選ぶのか、それとも、全てを失う覚悟で可能性にかけるかの選択なのだ。
私は、やってみるほうに賭ける。
やってみなはれ。
やってみる、すなわち、行動することだ。やらずして、何が語れるか。まずは、やってみてから語るべし。
経営者は、評論家ではない。コンサルタントのように、自分では出来ないことをやれと言うのでもない。経営者は、日々がやっていることが全てなのである。
私は、部下が死にに行くような姿を見て、やめろと慰留することができない。慰留することが、我の美学と考える経営者とは、私は合い交えない。私は、やると決断した者に、やるなということは断じて言えない。
私がこれまで接してきた経営者の中には、リスクヘッジをする人が多かった。やることで起きるリスクをまず考え、やることの効果より、やらないことを選ぶ人が多く見られた。私には、判断を逃げているとしか見えなかった。熟慮の上、やらないと決断したことは、やるもやらないも決断する前の現状と何ら変わりないのである。
どんな理由であれ、やらないとの決断は、私には正しいと思えない。やらないをゼロとすれば、ほんの1で良いからやる方法を考えるべきである。あらゆる出来る可能性を全て否定できるほど、そんな有能な判断力があるとは思えないのである。
全くできないことを証明するよりも、ほんのわずかな可能性のたった1の方法を証明する方法のが簡単だ。それを認められない経営者に、私はなりたくない。
やってみなはれ。
やるとい言った以上は、命をかけるつもりで、やってみなはれ。とことん、やってみなはれ。
そんな覚悟がある人を、私が応援しない理由など存在しない。だがしかし、やる覚悟は本気か。ほんのわずかな可能性に賭けるということは、圧倒的に不利になる場合が多いことの覚悟を持っているか。
その覚悟があるのなら、やってみなはれ。やるしかない。
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投稿者 :堀田信弘: 2008年1月11日 03:14
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