ドリームクラスターを設立して、4回目の大晦日を迎えた。社員は、2004年が2名、2005年が5名だった。まさに少数精鋭の部隊であった、と言うよりはとても採用する余裕がなかったというのが正解だ。
昨年2006年は40名に、そして、2007年はグループ全体で120名に拡大した。私は、社員数の拡大は、会社の拡大を意味すると考えている。私は、経営とはヒト・カネ・モノの”順番”だと考えている。私にとって、この”順番”がとても重要なことなのである。
カネを重視する経営者も多い。カネがなければ始まらない、カネがあればヒトも揃えられると考える。経営において、カネは重要なことであるが、カネを重視した経営者は、カネの切れ目が縁の切れ目になると、私は思っている。
モノを重視する経営者も多い。モノさえ良ければお客は集まると考える。確かに、小さなラーメン屋でも味が良ければ、どんなに店構えが悪くても人気がでる。IT業界で言えば、技術さえ高ければ営業などしなくても仕事が集まってくると考えるのと同じだ。経営において、モノは重要なことである。でも、モノを重視した経営者は、結局はその味や技術者を継承するためのヒトで苦労すると、私は思っている。
ヒト・カネ・モノは、経営で何れも重要な項目であるが、どれかひとつだけを選べと言われたら、私はヒトを選ぶ。あなたは、どれを選ぶだろうか。
私は、ドリームクラスターという会社は、ヒトを選ぶ人たちの集団だと考えている。なぜなら、社名の通り、ヒトとヒトの夢を繋ぐ会社であるからだ。カネやモノがなくても、仲間で助け合うことが、何とかなる、何とかしようという会社なのである。
ところで、ヒトといえば、少数精鋭という考え方がある。この言葉の意味を知っているだろうか。辞典を引くと、”人数は少ないが優れた者だけを揃えること”とある。
私は、経営に関して言えば、少数精鋭とは”人数は少ないが優れた者だけを揃えること”とは考えていない。私が考える少数精鋭とは、”少ない人数でも強くて勢いのあること”である。精鋭という字を辞典で引くと、”強くて勢いのあること”とあるから、あながち間違いではないだろう。
私にとって、”優れた者だけを揃えること”と、”強くて勢いのあること”とは全く意味が違う。そもそも、零細中小企業において、”優れた者だけを揃えること”は極めて困難である。仮に揃えられたとしても、それが即ち、”強くて勢いのある”組織を形成できるか否かは別物である。
”強くて勢いのある”組織は、”優れた者だけを揃えること”では成し得ないのである。私にとっては、”優れた者だけを揃えること”が目的ではなく、”強くて勢いのある”組織を作ることなのである。
経営においては、いつも質か量かという問題が発生する。皆、口を揃えて質が重要だと言い切る。私もそれには異論がないが、しかし、そんな当たり前のことをどう実現するかが問題なのである。簡単に言えば、何を持って質というのかということである。
ヒトに関して言えば、”優れた者”という単品の質か、”強くて勢いのある組織”という塊としての質かの違いである。この私の考えは、しばしば量を重視する考えと誤解される。
それは、私の質への捉え方の基本に、量による塊を持っているからであろう。つまり、塊とはある程度の量がなければあり得ないからである。極端な言い方をすれば、3人の優れた者だけを揃えた集団より、100人の普通の人を揃えた集団のほうが上回れば良いと考える。その答えは、目先の結果より長期的に考え、3人の優れた者の集団では、一人が欠けた時のリクスが計り知れないからである。
だから、100人より200人の組織のほうが、遥かに魅力的である。しかし、誤解されたくないのは、私が言いたいのはそれが単に量の問題ではないということである。質より量を重視するということではない。
私が考える質は、量によって形成された塊の対する質である。量が大きくなればなるほど、塊としての質が低下するようでは意味がない。しかし、逆に、質が向上するためのものなら、その量が拡大することは何ら意図に反するものではない。
昨年から約3倍になった社員数で、4倍、5倍もの売上、利益が生み出せることが大切なのである。
そして、来年は、更に倍の250名近い社員数になるかも知れない。それも、売上、利益が4倍、5倍になることであるためなら、何ら矛盾する策ではないのである。
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投稿者 :堀田信弘: 2007年12月31日 11:05
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