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ビジネスについて  「活・喝・勝」


1から10にする難しさ

ベトナム・ホーチミンにある子会社ライジングマスターの設立準備の時から、丁度一年が経った。今年、ベトナムに訪れたのは、これで9度目である。

一年前、この場所には、事務所もなく、社員も誰もいなかった。

一年前、私は、何を考え、何を思い浮かべていたのだろうか。そんなことさえ忘れてしまっている。この一年の間に、ライジングマスターの社員は20名になった。

いつもいつも、ここを訪れる度に、やる気とエネルギーを与えてもらった。そして、日本で改善すべき業務上の問題点も教えてもらった。それよりも、外国の地で、組織をまとめることの難しさを初めて知った。

私の頭の中の大半は、いつもビジネスモデルの構想よりも、組織のまとまり、強化、連携のことで一杯である。組織をどう構築するかで、私の中では、ビジネスが上手く行くかを左右しているのである。

それが、外国では、私の論は、そう簡単には通じない。それは、言葉の壁と言うよりは、国の制度や歴史からなる風土による、人間性の違いと言って良いだろう。私の基本的な考えは、どんな国の人であろうが、何人であろうが、こちらが誠意を見せれば、必ず応えてくれると思っている。

しかし、現実は、そうではない。それを承知のうえで、それでも、そんなことは無いと、接してきた。

責任者として赴任した妹は、私以上に、苦しんだに違いない。

それでも、私は、ベトナムが好きだ。

組織をどう構築するかは、何も日本でするのが簡単な訳ではない。日本とは、勝手が違うだけで、日本人の集団をまとめるほうがもっと難しいことだって沢山ある。目つきも、顔色も、話し方も判るから、余計に難しいと言っても良いだろう。

それに比べ、ベトナム人は、何もわからないから難しいだけで、かえって判らないほうが良い場合だってあるのだ。

何れにしても、組織作りは、どこでやっても難しい。誰を相手にしても、人間なのだから、心が通わなければ難しいのだ。そんな単純なことに、一年かけてやっと気がついたような気がする。

ゼロから1になった一年だった。それは、私にとって、難しいというよりは、むしろ得意なほうである。問題は、1を10にすることである。これは、私にとって、そう簡単なことではない。

一年で20名の組織になったが、さらに一年で倍の40名の組織にするのは、これまでとは違った発想が必要になる。それを担ってくれるのは、ベトナム人の責任者であるティンが頑張るしかない。

ベトナム人が、ベトナム人の心をつかみ、ベトナム人から信頼されるリーダーになってもらう必要がある。それが、これからのライジングマスターの発展にかかっている。

ティンよ、ここから先は、ティンが皆を引っ張るエンジンにならなければならない。

頑張ってほしい。ティンのための支援は、惜しまないつもりだ。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

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投稿者 :堀田信弘: 2007年11月 9日 04:37




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