昨日は、長男の通う養護学校の文化祭が開かれた。私もPTA本部役員として、売店の販売などに疾走した。
小学部、中学部、高等部の児童・生徒合わせて100名ほどの養護学校には、100名近い教員・職員がいる。文化祭のために、 近隣の4つの高校から、あわせて80名近いボランティアの高校生と先生が協力してくれた。そのほか、地元のラインオンズクラブ、 市の防犯協会の人、PTAの役員、父母の会、運営委員会などをあわせると、総勢250名近い人たちが100名の子供たちを支える。
主役は、もちろん子供たちだ。
主役の笑顔を皆に見せたくて、脇役、裏方がみんなで力を合わせ、一生懸命働いた。
一生懸命働いている全員の笑顔が、そのまま全て文化祭の舞台となっているようだ。文化祭を見にくるお客さんは、 家族や兄弟がほとんどで、そこにいる大半の人たちは出演者だ。100人の観客のために、350人が演じているといった感じだろうか。 こんな舞台は中々お目にかかれないだろう。
売店で「いらっしゃい」「安いよ」「ありがとうございます」と声を出すと、自分が中学・高校のときに行った文化祭を思い出す。
なんだか売れるのがうれしくて、売っているときが楽しくて、買ってくれたお客さんの笑顔を見ると心が温まった。
「こんなに安くて良いの?」「沢山買ってあげるよ」と言われると、なんて商売って素晴らしいんだろうと感じたものだった。
商売の楽しさを思い出させる一日だった。
さて、現実の商売は、楽しいだろうか?
お客さまの顔を見て、うれしくなったり、悲しくなったりしているだろうか。買ってくれた人の喜びが、売る喜びになっているだろうか。 買ってくれた人が失墜するようなことはないだろうか。
こう考えると商売の原点は、お客さんとのコラボレーションなのかも知れない。
たった一人のお客さんが大喜びしてくれれば、100人の見込み客を連れてきてくれる。しかし、たった一人のお客さんががっかりすれば、 100人の既存客が逃げて行くだろう。全ては、一人ひとりのお客さんとの一対一の接客だ。お客さんが喜べるように、 お客さんと一緒に作り出す共同作業、それがコラボレーション。
こちら側のソリューションを「どうだ、これがうちの商品だ」という売り方ではなく、お客さんとの会話を楽しみ、 お客さんと共に最適な商品を選んで行く。売る側が、買う側に回って、一緒に買い物を楽しむといった感じかも知れない。
ディズニーランドにいる人は、掃除をするアルバイトもお客も、全ての人が一緒にディズニーランドを楽しんでいるように見える。 売る側も買う側も、共に楽しんでいるモデルケースである。
買う側に楽しんでもらうには、売る側が楽しめなければいけない。そのためには、従業員が楽しく働ける環境と、仕事の素晴らしさを、 経営者と従業員がコラボレーションして構築できる会社にする必要がある。経営者がやることは、まずその理念を持つことだ。
最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。
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投稿者 :堀田信弘: 2005年11月20日 08:59
市場的な売る側と買う側「直接的」なコミュニケーションのやりとりが、自分自身も大好きです。
文化祭の焼きそばを作って買っていただく楽しさは格別。
現代社会にもいえる事だと思いますが、今やコンビニや大手スーパーの乱立、あるいは、ネット販売の普及により、売り手と買い手が、会話なしに物を買うという何か寂しさを感じます。世の流れから仕方がないことかも知れませんが。。。
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投稿者 タジイ : 2005年11月20日 10:32
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