リーダーの最大の仕事は、決断することだ。判断は誰でもできるが、決断はリーダーしかできない、だから決断と判断は違う。
では、重要な物事を決めるのに要する時間はどれくらい必要だろうか?
「決断」とまでは行かなくても、自分の気持ちを整理し、自らの考えを決める決意や決心をしなければならないことが、 日々発生しているはずだ。
身近なところで言えば、とても大きな買い物をする時には、事前に色々な製品を比較したり、支払い方法を考える。
今の仕事や会社を辞める決意をするには、独身の時と、家族を持つようになってからでは異なってくるだろう。
できれば禁煙したいと考えている人は多いが、禁煙しようと決心するには時間がかかる。一方で、軽い気持ちで決心した人は、 その決意は長く続かない。
このように、人が決断するには、自分にとって初めてのことであったり、多くの人を巻き込む大きなことであったりすればするほど、 あらゆることを想定して悩み、迷い、慎重に考えることだろう。
その時間は、2、3時間であろうか、2、3日であろうか、2、3年あれば良いのだろうか。
いったいどれだけの時間が必要なのだろうか。
リーダーであるならば、一秒以内、つまり一瞬で「決断」しなければならない。
もちろん、「決断」するためには、多くのデータを取り寄せたり、様々な方法を考えたりする訳だが、その時間は「決断」 に至らない迷いや、悩み、慎重になっている時間である。リーダーは、この時間も含めて短いほうが良いが、浅はかな考えで答えを出すことは、 「決断」とは言えない。
「決断」した後は、行動するのみである。後ろを振り返らず、前に向かって行動する。決断しないで行動している人は、 迷いながらの行動となり、結果も上手くいかない。
人が恋に落ちるのに、どれくらい時間がかかるだろうか。
出会った瞬間に好きになる場合、何年もそばにいるのに何かの一言がきっかけで好きになる場合など様々だ。私は、 この恋に落ちるという感情は、リーダーが「決断」する時の感情に似ていると思う。
出会ってからの時間は様々だが、好きという気持ちを持つのは一瞬なのだ。ある日突然、「もしかして」 という戸惑っている姿を自分自身が感じたときその気持ちは始まっているのだ。ある日、ある時を持って「好きだ」と決心する訳ではない。
リーダーが「決断」する時も、実は、最初にその事象を聞いた時や、あるデータを見た時など、先に感情が先行することが多いのである。 問題は、折角そのような気持ちを抱いているにも関わらず、「それだ」という”宣言”をするまで時間を要してしまうことだ。
その方向に行きたい気持ちは持っているものの、その後に生まれてくる考えは、迷いと慎重な考えだけだ。これで正しいのだろうか、 これで上手く行くのだろうか、失敗したらどうなるだろうかなど、現状から変化することへの恐怖心に包まれる。
そのような時間を多く持ってしまうと、最初に抱いた感情とは違う答えを出すことになる。つまり、「現状維持」 という変化を求めない回答。
このようなことを繰り返していると、安定や安住という変化を好まないリーダーとなる。そのようなリーダーは、「慎重」 に考えているフリをしているだけで、自らが変化することができないのだ。
何かを変えたい、新しいものに向いたい、夢を追いかけたいという強い願望があるリーダーならば、その可能性を少しでも秘めている 「変化」を選ぶだろう。
いつまでも時期尚早とばかり言っていないで、機は既に熟した気持ちで「決断」することが、 これからのダイナミックな変化に対応できる組織のリーダーだ。
最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。
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投稿者 :堀田信弘: 2005年11月 8日 20:15
求められるリーダーは、判断と決断のシンプルな方法を持っていて、その過程の精度をより高める集団に制度化された意識を持たせられるリーダーだとおもう。
状況にシンプルなものが最も速い
投稿者 詩的日記-ブログ : 2005年11月 9日 05:58
前回の人の第一印象が決まるのに要する時間に関しても興味深く読ましていただきましたが、今回の決断に要する時間は、1秒以内!
例えばお昼のメニューに迷い時間がかかる私は、切磋琢磨し、自己を鍛錬しなければいけないと感じます。
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投稿者 タジイ : 2005年11月 8日 23:32
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