IT業界について ドリクラについて ビジネスについて リーダーについて 世の中について 企業経営について 嬉しい出来事 悲しい出来事 技術者と営業 教育について 求める人材 組織について 経営者について 若者について 起業・独立 障害者について



リーダーについて  「活・喝・勝」


作られるのか生まれるのか

未熟で軽率な新人議員と言われている杉浦大蔵氏。同じ新人でもエリートで優等生な佐藤ゆかり氏。その佐藤氏が、衆院郵政民営化特別委員会で質疑デビューした。民主党が対案を出したことについて「05年体制」と評し、55年体制との違いを皮肉った、までは良かったが、原稿棒読みのお粗末な質疑応答に愕然とした。

自民党内には、初々しいと評価する向きもあるが、私から言わせれば、同じ未熟であったとしても、話しのできない政治家や経営者・リーダーというは、全く魅力がない。

初めてだから、緊張したからなど色々理由はあげられよう。でも、私の見る目は違う。人の心に響く言葉を持っている人であるか否かは、感覚的なものであり、上手くできたかどうかとは違う。

私は、社員を採用するのに、これまで何百人という人と面接を行った。面接慣れしている人もいれば、 額に汗をかいて緊張している人もいる。言いたいことの半分も言えないことも十分承知している。

だから、私は、その人の態度や話し方だけで、判断するようなことはしない。目を見て、表情を覗い、”話そうとする” 感情を見出そうとする。採用する側の立場だから、その人のやる気、真剣さ、そして人間としての偽りのなさを判断する。

これまでに、全く経験のない人を何人も採用した。逆に、キャリアが豊富で、話し上手な人を何人も不採用にしたこともある。

私の長男は、言葉を話すことができない。頭が痛いときも、身振り手振りで知らせ、こちらの意図も大きく手を上げたり、下げたりしてジェスチャーでないと中々伝わらない知的障害者だ。

でも、もう12年もこうして付き合っていると、表情やしぐさ、訴えようとしていることが少しづつ伝わり、親子のコミュニケーションが取れるようになった。

言葉を話せない犬でも、きちんとしつければ、お座りやお手くらいはできる。つまり、コミュニケーションの手段は、言葉だけではないのである。それが、例え初めてだからと言って、原稿棒読みであったら、ロボットが読んでいるのと何ら変らない。

つまり、ポイントは、”相手に伝わるか”どうかだ。

どんなに雄弁であっても、心が伝わらないようではダメだし、どんなに教養がなくても、一生懸命話せば伝わることだってある。 受け手は、相手から発信されたものでしか感じとることができない。それは力強い表現力や表面的な言葉とは違う。

私は、何百人もの社長と会った。政治家にも会った。共に分野は違っても、会社の代表、住民・国民の代表であるからリーダーであるには違いない。

リーダーシップとは、ある意味で「ことをおさめる」能力、統治することだ。企業であればコーポレート・ガバナンスである。リーダーとは、「ことをおさめる」ために「人をおさめる」のが仕事だ。

エジプトのピラミットを作るとき、あるリーダーは、ムチで部下を叩いて作業をさせ、あるリーダーは一緒に石を運びながら「みんながんばろう」と励ましながら作業をした。どちらのチームが優秀であったか言うまでもない。

リーダーは、チームが持っている力を最大限に引き出し、願わくばそれ以上の成果を出せるように声を出し、頭を使って戦略を練る。そのリーダーが発する声は、内面から湧き出るような心に訴える”言葉”だ。それは、知識や教養、ましてや理屈ではない。伝わってほしいという想いだ。政治家であれば、有権者の想いを代弁するのが最大の仕事のはずだ。

これまで会った政治家や経営者には、残念ながら響く”言葉”を持っていなかった人もいる。それでも今の日本には、トップになる風潮が残っているから残念だ。ましてや、創業経営者は、能力がなくても自分で金さえだせば社長になれる。社長だからと言って偉くも何でもない。

トップになるのと、リーダーシップがあるのとは全く違う。それは、政治家もしかりだ、世襲者もしかりだ。問題は、なってからどのようなメッセージを発せられるかである。

リーダーは作られるのか、それとも生まれながらの素質なのか。

私の答えは、どちらか一方ではない。

優秀なリーダーは、必ず育てることができる。そのためには、リーダーになるという強い意気込みを持っている人でないとダメだ。この気持ちを持っている人はリーダーになる可能性がある。だから、「活・渇・勝」もそんなリーダーを目指す人のためにある。自分なりに、リーダーとは何なのかを考えるきっかけなれば良いと思っているが、素養のある人は、私の意見とは反対であっても、確固とした自分の考えを持っている人である。

一方で、生まれながらの素質が重要なのも事実だ。これがないとダメだという固定的なものではないが、言葉もこのような文章もそのひとつで、その人からにじみ出るメッセージ性の力とも言えようか。しかし、素質とは決してそれだけではない。幾つかあるうちのたったひとつで、それら全てがないといけないというものでもないし、ひとつが欠けてもいけないと言う訳でもない。なにが輝いているかということだ。

ことをおさめ、人をおさめるのは理屈ではない。数限られた人の上に立つ人なのだから、周りを引き付ける内面性の魅力なのかもしれない。

最後まで読んで頂き、感謝申し上げます。

感謝。 毎朝6時に社内朝礼ブログをこちらで公開しています。こちらもご覧頂けたら幸いです。

この内容に共感頂けたらこちらをクリックして下さい。ありがとうございます。

※このブログは日本最大級の社長動画サイト賢者.TVのランキングで堂々第一位となりました。

投稿者 :堀田信弘: 2005年10月 7日 20:45




コメントしてください







コメントありがとうございます


意外なところ(失礼?)からのトラバありがとうございました。いつもはあまり政治なんて興味ないんで記事なんかアップしないんですけどあまりにも世の中が大騒ぎしてるもので。選挙は行きましたがほんと複雑な心境でした。小選挙区は自分は反対で、中選挙区に戻すかいっそのこと選挙区なしの比例代表一発勝負にしてもらいたいです。またぼちぼち来まーす。

投稿者 katsunari : 2005年10月12日 13:34

佐藤議員は、初の街頭演説のときもあんな感じでしたよ。
緊張すると声が上ずるようです。
あとは、中身です。

元中山千夏参議院議員の初質問のときに答弁した自民党議員は酷かったです。まったく相手にしなかった。

今はそんな議員がいないので、新人議員も感謝して(?)頑張って欲しいものです。…てあんまり期待してないけど。

投稿者 やな : 2005年10月11日 18:32

国会議員と職場リーダーの話題がどうつながるのかさっぱりわかりません。そもそも国会質疑の場は「相手の心に響く」必要など全く存在しません。あなたの論旨展開には無理があります。

投稿者 うーん : 2005年10月11日 12:32

全く同感です。
私の場合は経験少なく、いろいろと言える立場になく恥ずかしい限りですが。また寄らせていただきます。

投稿者 gaebplg : 2005年10月 8日 21:49

都内某中小企業にて総務人事をやっております。
常々思うのが、どんな人間でも1時間でもいいとにかく話を相手とする・相手の話をとことんまで聞く。そうすれば相手の人格が聞き手の側の人間がどんな人間であろうとも見抜くことができると思っています。
はっきりいってチルドレンを候補者にした執行部は何を考えて合格させたのか疑問に思えるくらい『?』な人が多すぎますし、謙虚さが足りなさすぎて嫌悪感を覚えます。

投稿者 ひらりーまん : 2005年10月 8日 21:35

私もそれなりに人を使ってきたが 使い物にならない奴がどうしても紛れ込む いくらフォローしても「3人寄っても駄目は駄目」早く駆除しないと最後には「悪貨は良貨を駆逐する」の状態になり 建て直しに3倍の無駄な努力が必要でした
この連中には 飴も鞭もリーダーシップも通用しなかった苦い思い出が・・・・ 原石が良くないと幾ら磨いても駄目でした 小泉チルドレン磨けば光るかな?

投稿者 へたこ爺 : 2005年10月 8日 14:45

まあ確かに佐藤ゆかり氏は、不倫メール騒動の時も沈黙してしまったのは痛かったですしね。
アナリストといういわば批評家の立場と、政治家という立場の違いを乗り越えられるかどうか、前途多難な感はあります。

投稿者 ハリぼん : 2005年10月 8日 11:26

英語などの、外国語を学ぶ前に、
日本語を習え等といいます。
どんな立場の人も、ようは、
自分の言葉(考え)を持っているか、どうかでしょおうか。

その思いを、どう伝えるかが、
技術なのではなく情熱(パッション)ではないでしようか。

投稿者 miya : 2005年10月 8日 06:23

はじめまして。
この記事をよんで、「なるほど」と感心するばかりでした。

>トップになるのと、リーダーシップがあるのとは全く違う
確かにそうですね。今回の衆議院議員総選挙で刺客と呼ばれた新人議員にはリーダーシップがあるのかどうか、これから注意してみたいと思いました。

投稿者 ゴマ坊 : 2005年10月 8日 00:00

リーダーの資質と可能性・・・難しいですね。
プロ野球の監督さんたちを見ていても、ある程度はその人自身の資質や個性はあって、できるだけ「適材適所」で配材されるのがリーダーにもその部下となる人たちにも幸福だと思いますが、両者が“ぶつかる”ことで、お互いに新しい才能が花開くこともあるのでしょうし。
自分の子供一人を育てるにもフーフー言っていては、進歩がありませんね(^^;

投稿者 rabbitfoot : 2005年10月 7日 22:38

思わずウンウンと言いたくなるような事を毎回ありがとうございます。
“リーダーは作られるのか、それとも生まれながらの素質なのか”
これは、私もどちらでもないと考えます。
というか独立を夢見ている私です。
この強い志が、理想のリーダーには有って自分には無いものを気づかせてくれます。
そこで考え、行動していく事で成長すると信じています。
だからどこまで行ってもゴールはありません。
生涯学び、生涯成長する。これが私の人生の目標です。
素質なんてありません。だからこそ理想やビジョンと現実を比べそのギャップを埋めていく事が達成する道筋と考えます。
初コメントで長々と申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。

投稿者 田代貴 : 2005年10月 7日 21:48

全く同感です。素晴らしい。
私は、過去にある結婚式に出席をしたところ人前で場慣れしたスピーチを耳にしました。まるでアナウンサーのごとく流暢に話されるのですが、内容においても退屈感がありました。次に緊張しながら、たどたどしく話される方のスピーチを耳にしたところ、友人思いの言葉がストレートに伝わってくる熱いものを感じました。人間らしさのある暖かいスピーチに拍手をしたのは言うまでもありません。人は、対面的に緊張していても燃える心の持ち主であったりもしますので、じっくり話さないと内面までわかりにくいと思います。タジイの気楽日記→
http://blog.livedoor.jp/ccc03271/

投稿者 タジイ : 2005年10月 7日 21:41


このエントリーのトラックバックURL

http://www.hottaworld.com/mt4/mt-tb.cgi/139